耐風、耐震、防水、耐久。
すべてに優れた石州丸惣瓦の品質。
石州瓦物語の内容を記載しています。
しっかりとしたモノを選ぶと石州丸惣瓦になる。
その理由が、ちゃんとあるんです。
長い歴史の中にあって、今だその高い機能性を有する「石州瓦」。
西暦558年、瓦の伝来以来変わることなく日本の気象環境と向き合ってきました。日本の気候風土を隅々まで知り尽くした信用と実績は色槌せることはありません。
住宅のトレンドは移り変わろうとも、住まいを取り巻く自然環境は変わることがありません。高湿多湿な夏の天気、氷点下を下回る冬空など…。家にとっては厳しい環境が刻々と続くのです。
東西南北に様々な気象条件を有する我が国では、それに合わせた地域ごとの住まい方が必要です。最初の屋根選びが家の寿命を決め、住み心地を左右します。
何よりも安心と快適を最優先に…。石州瓦、その性能の高さをご確認ください。
●強さこそ瓦の命(堅牢性能)
屋根は真っ先に家を守る使命を担っています。
その使命を果たすためには、強く丈夫でなくては…。
●海に囲まれた日本列島、塩分被害はそこにある(耐塩害性)
海に囲まれた日本列島。
総人口の80%の人々が沿岸凱こ住んでいます。
少しずつ忍び寄る塩分の被害「塩害」。
まさに日本の住宅が抱える大きな天敵です。
●寒さに対するバツグンのチカラ(耐凍害性)
寒さには、様々なモノを破壊する恐ろしさがあります。
瓦に限らず凍害被害には充分な注意が必要です。
●石州瓦は、昔からエコ商品(エコ商品)
石州瓦が地球にできることはなにが?
瓦を使うということは住まいを守る以上に地球を守る事に繋がります。
色褪せ・色ムラが起きにくい。
屋根材の性能を簡単に知るには、焼成温度を知るに限ります。
温度が高ければ、高いほど強くなるのがセラミック製品です。例えばファインセラミックスの焼成温度は約2,000℃以上、外装用タイルで1,250℃以上、素焼き陶器で1,000℃位です。この温度差がそのまま強さの遠いとなって現れます。
石州瓦の焼成温度は1,200℃以上!
高温で焼き締められた強固な堅牢性。
石州瓦が衝撃に強い秘密は「曲げ破壊強度」にあります。J-S規格で
は屋根材の破壊強度は1・500N以上と決められていますが、石州瓦
は2・644N以上の強さを誇り、その堅牢性には定評があります。
粘土は高温で焼成するほど強国なモノへと変化しますが、単に高ければ良いというもの
ではありません。
土には耐火温度という物があります。ある程度の温度に達する付近(1,000℃程度)で粘土は、逆に溶け出すという性質を持っているのです。1,200℃もの高温焼成に耐える石州産原料土と他産地原料土では、ここから大きな差が出てくるのです。これは焼成技術以前に、素材本来の優れた基礎性能の高さおがげです。900~1,000℃を越えた辺りからの、50℃100℃の違いはそのまま曲げ破壊強度、耐酸性・耐アルカリ性といった数値で表れてくるのです。
●日本列島に「酸性雨被害」進行中。
近年、都市部以外ではさほど問題にされながった「酸性雨」が全国に拡がリ問題となっています。その原因は発展めざましい中国や東南アジアからといわれています。
経済成長のスピードに公害対策が追いつかず、有害物質がそのまま大気中に放出され西風に乗って到達し、酸性雨となって日本に降り注ぐのです。その被害は甚大で、ブナや松林が枯れたり、文化財が溶けてしまう事例が報告されています。当然、住まいにも酸性雨対策が必要です。石州瓦は、焼成温度が高く、酸性雨にも強い瓦となっています。
寒冷地で頻繁に起きる「寒さ」による家への被害
凍害厳しい寒さの地方では、凍害という被害に出くわします。
その原因は、成分組織の隙間に入り込む水分が凍結し膨張すること。この現象は冬に起こる季節的なもので、シーズンを過ぎれば忘れられる事が多いものです。細がな事と侮るなかれ10~15年後に大きな差となって現れる恐れがあります。
焼物は高温で焼けば焼くほど気孔蛙小さくなり、水分を含みにくくなります。
石州瓦は他産地を大きく上回る超高温焼成(1200℃)により、水分の浸入を大幅カット。(低い吸水率を実現)
凍害による被害をくい止め、特に寒冷地では抜群の威力を発揮します。
海沿いや河川付近で起こる「塩分」による扉への被害。
海岸部や河川近くの住まいは塩分を伴う風雨に対して、充分考慮する必要があります。車や自転車といった金属製品は元々塩分をはじめとする酸性に弱く、その劣化スピードが目に見えて分かるため人々の意識が届きやすいものです。しかし屋根材も同様に、長い時間をかけ内部まで浸透して劣化してしまいます。屋根は頻繁に取り替えるものではありません。最初の屋根材選定が家の寿命を大きく左右するのです。
石州瓦に使われている原料土の鉄成分含有量は、他産地に比べ極めて低く(錆びる成分が極めて少ない)、塩害を導くメカニズムを大幅にくい止めます。
空気中に塩分を含む海岸付近地域に特に有効です。
石州瓦は100年瓦。循環型社会にマッチした商品です。
使い捨ての時代は終わりました。これからの社会はリサイクルに代表される循環型社会です。物性の品質劣化の極めて低い石州瓦は100年瓦という異名を持っています。
何十年後かの建て替え時に於いて、充分再利用可能です。台風被害や外部からの影響による破損が無ければ、最低100年の耐久力があります。
現に、国宝級の神社仏閣には100年を遥かに越えた瓦が葺かれています。
地球のために「石州瓦」が貢献できること。
●地球温暖化は、みんなが考える問題です。
地球温暖化が問題とされる理由は、気温上昇により氷河が溶けて起こる海面上昇です。地球の平均気温が2℃上がると海面が50cm~1m上昇すると言われています。
これは日本の砂浜の大部分が消失してしまう数値です。
●地球温暖化の原因である二酸化炭素の排出を抑えるには
まずはさておき「省エネ生活の実行」こそが有効です。省エネ生活とは、家庭内で消費する様々なエネルギーの直接的な節約を実行すること。チリも積もれば~それは莫大なエネルギーの節約です。瓦は夏の暑さや、冬の寒さを家に伝えない性質を持ち合わせています。高気密・高断熱の住宅ではその断熱性との相乗効果で冷暖房費を節約でき、省エネに大きく貢献します。
環境のために「石州瓦」を選ぶということ。
●ノンアスベストの健康に配慮した性質。
自然素材から創り出される「瓦」はアスベストやホルムアルデヒドなどの有害物質を含みません。
●音の環境破壊を知っていますか?
深夜洗濯される人なら誰でも気にする洗濯機の音や振動。夜はそれほど音が気になるものです。屋根もまた、音に対して敏感なのです。薄い屋根材は雨音や霰、雹の音を増大させ近隣に響かせるばかりが、家の中まで響き渡ります。瓦はその堅さと重量で音を響かせません。
●瓦は家の表情を創り出し、そしてその表情は街の景観を創りだす。
日本に限らず世界中に於いて、風情と表情がある街は必ず瓦が使われています。「街が人を創り、人が街を創る」。瓦の持つやさしい風合いこそ、現代人にとって重要な役割を果たします。