島根県の地場産業である石州瓦は、江戸時代を起源とし、炎が偶然に生み出した“赤褐色”の独特の色合いの瓦“石州来待”が始まりといわれます。
この石州来待瓦は“凍てに強く”“丈夫で割れない”屋根材として重宝され、主に日本海沿線の寒い地域に普及しました。
今でも、地方都市の町屋街、港湾集落や山間の旧宿場町などに残る伝統的な“和”の町並みを見かけますが、石州来待で葺かれた街並みの多くは、独特の“赤瓦の景観”を私たちに見せてくれます。
そんな景観を島根路の魅力として未来に維持継承していくため、私たちは“彩り来待”を開発いたしました。
「彩り来待」特徴
物件ごとに、特別注文により屋根瓦の色をつくらず、4色の赤瓦(来待色、茶来待色、赤来待色、黒来待色)の組み合わせや使用比率により、色調を自由に変化させることが出来ます。
構成4色
来待
茶来待
赤来待
黒来待
従来の来待色との違い
彩り来待
来待単色
工業化された単色の色調に比べ、2~4色を組み合わせる事により、深みや落ち着きが表現できます。なぜか懐かしさがあり、街並みの歴史・文化が感じられます。